Ostia [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]

Ostiaとは

1〜4人用

uchibacoya さんよりリリースされた重量級マンカラボードゲーム。


以前に開封レビューを投稿しています。

今回は実際のプレイ編に移っていきましょう。

セットアップ


ソロセットアップは2人用に準じます。


ソロ専用の記念柱ボードを用意。

使い方は後述。

ゲームの流れ

手番では選択フェイズ、生産フェイズ、アクションフェイズの3つを全てを行います。

選択フェイズ


個人ボード上に6つある区画のうち1つを選択します。

船がない区画は選択できないので注意。

生産フェイズ


選んだ区画の船の数に応じて対応の資源を獲得します。


2隻あったので、許可証を2つ得ました。

アクションフェイズ


選択フェイズで選んだ区画に置いてある全ての船コマを取ります。


時計回りに次の区画から1つずつ撒いていきましょう。

これが本作のマンカラ要素ですね。


船を撒き終わった区画アクションを実行します。

りょうたろ
なので、生産とアクションは異なる区画になることが多いんですね!

アクションには以下の種類があります。

  • メインボード上で船を動かす移動
  • メインボードや個人ボードに船を追加する造船
  • 勝利点や資源を獲得できる注文
  • 各種報酬獲得や生産力アップにつながる建築
  • 資源を入手できる交易
  • 任意のアクションが行える監督

それぞれのアクションのコストや報酬などはわかりやすく表記されています。

言語依存がないので、よりスマートに見えますよね!

ゲーム終了条件

  • 褒賞トラックが最大になった。
  • 3隻の船が終点に着いた。
  • すべての船を造船した。
  • すべての建築ディスクを使用した。
以上の内1つをいずれかのプレイヤーが達成したら、そのラウンドを最後まで行ってゲーム終了です。



プレイ人数ごとに数が決まっているアンフォラ駒が切れるのもゲーム終了条件になります。

ソロプレイ時の変更点


ソロでは毎手番開始時に皇帝マーカーを1段階下に下げます。

下げられるのは右下、真下、左下のいずれか。

描いてある報酬を得ます。


皇帝マーカーが特定のラインを超えるとチェックが入り、追加の勝利点を獲得できるチャンスです。

1番下つまり15ラウンドが終了したら、先述のゲーム終了条件を満たしていなくても終了です。

りょうたろ
15ラウンドが経過する前にゲーム終了条件を満たしたら、その時点で終了します!

獲得した勝利点に応じてランク付されるスコアアタック方式です。

ソロプレイダイジェスト


それではスタート!

まずは船を前進させてみますか。

建築ができるのは船が通過した地点のみなので、留まっていてはどうしようもありません。


建築を行うとアクションが強化されます。

建物の見た目に違いはありません。

この建物の場合、許可証の生産力が今後+1されます。


注文を達成すると報酬としてアンフォラ駒がもらえます。

また、カード下に貴婦人アイコンがありますね?

ゲーム終了時のセットコレクション要素として追加勝利点になります。


さて、早くも最初のチェック。

アンフォラ駒は2つ持っていたので、1つだけマーカーを置けました。

1つマーカーを置くごとにゲーム終了時に5点追加されます。


一回り大きい船を造船は生産力が2倍あります。

造船アクションで増やせます。


メインボードにも新たな船を追加してみましょう。

終着地はどれも高得点になり得るので、積極的に目指します。


褒賞トラックが3段階上昇。

終着地は対人戦では早取になるので、その辺りのせめぎ合いも面白そうですね。


マンカラはかなり悩ましく、いくらでも長考できてしまいます。笑

ソロだと良いのですが、対人だとダウンタイムは気になりそうですね。


貯まりまくったお金を褒賞に変換!


一気にここまで上げることが出来ました。


さあ、最後の仕上げです!

注文をできる限り達成。アンフォラ駒もかなり集まりました。


最終時の盤面がこちら。結果は210点。


まあまあなランクでしょうか。

初回の割に点が伸びた気がします。

まだまだ改善の余地がありそう。


なのでそのままもう1プレイ!

盤面のリセットはかなり簡単です。

いかんせん最近は準備のめんどくさい厄介なゲストたちを多くプレイしているもので。笑


今度は241点でした。

建築と造船を頑張った分、伸びましたね。

2ゲーム目となると1プレイ30分くらいでまわせちゃいます。

感想


悩ましくも良くまとまっているマンカラゲームです。

リソースマネジメント、セットコレクション、対人だとレースの要素もありますかね。

これらをマンカラとして上手く落とし込んでいるのはデザイナーさんの力量を感じますよね!

難しそうに見えますが、それぞれの要素はシンプル、スッキリした盤面も相まってかなりプレイしやすいと思います。

マンカラはコマの配置に運がないので、長考しようと思えばいくらでもできちゃうのが欠点でしょうか。笑

ソロだと気になりませんが、対人だとプレイ時間が延びそうですね。

 

uchibacoya さんのHPはこちら!


 

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