ファイブトライブズとは
2〜4人用 ブルーノカタラ作伝説の都市「ナカラ」を舞台に次期スルタン(王)を目指すアラビアンテイストのマンカラゲームです。
日本語版が発売されたということで、チェックしてみました!
ゲームの流れ
セットアップ付属のコイントークンはかっちょいいIRON CLAYS で代用しています。
持ち金は相手にわからないように伏せておくのが推奨されているみたい。
今回はトレーで手元に伏せるようにしてみましたが、本来は片面にのみ金額が書かれているコイントークンを裏返して持っているのが正解です。
枚数まではわかるけど金額はわからない…と言った感じですね。ちょっと確認が面倒に感じたので、お好みの方法で良いのではないでしょうか。
ゲームは終了条件を満たすまでラウンドを繰り返します。2人プレイだと1ラウンド2回手番があります。
ラウンドは以下の流れで進みます。
手番順の入札
入札番順に従って、プレイヤーはそのラウンドの手番を競りにより決定していきます。高い金額を払うほど、先攻になれる可能性が上がります。この競りがあるため、各プレイヤーの手持ち金は隠しておいた方が良いのでしょう。
マンカラ&アクション
手番順にプレイヤーはアクションを行います。任意のタイル1枚を選び、そこにある部族コマを全て手に取ります。縦横に1マスずつ動きながらコマを撒いていきます。この時、斜めに移動したり、直前のタイルに戻ったりしてはいけません。
重要な移動ルールとして、最後に置くコマは移動を終えるタイルにあるコマと同色のものでなくてはなりません。
移動を終えたら、最後に置いた色と同じ色の部族コマを移動を終えたタイルから取り除きます。
この時にタイルから最後の部族コマが取り除かれたら、そのプレイヤーはそのタイルの支配権を得ます。自分の手元からラクダを配置して、それを示します。
取り除いた部族コマの色に応じてアクションを行います。
- 黄:部族コマを手元に置いて、ゲーム終了時の得点となる。
- 白:部族コマを手元に置いて、ゲーム終了時の得点となる。後述の魔神を獲得、使用するためのコストになる。
- 緑:部族コマを布袋に戻し、その数だけ資源カードを獲得する。
- 青:部族コマを布袋に戻し、収入を得る。
- 赤:部族コマを布袋に戻し、盤面もしくは相手の手元の部族コマ1つをゲームから除外する。(暗殺)
カードの補充
ラウンドの終わりに、獲得されたカードを補充します。カードは資源及び魔神があります。
- 資源:売却してお金を得たり、魔神を雇うコストになる。
- 魔神:雇うことで自分だけが使える特殊能力を得る。
ゲーム終了条件
誰かが手元のラクダを使い切るか、どの部族コマも動かせなくなったら終了。お金、黄もしくは白の部族コマ、魔神、支配しているタイルなどから勝利点を計算し、最も多いプレイヤーの勝ちです。
夫婦2人でプレイ!
さて、何から手をつけましょうか。初回なので手探りです。手番順の重要さにはしばらくしたら気づきます。笑
本作の大きな特徴の1つはやはり個性豊かな能力を持った魔神ですよね!この1つ前の手番でいきなりに妻に暗殺されたので、今後自分に対する暗殺を防いでくれるボアズを雇いました。笑
さらにエンキ。
コストを支払うとヤシの木を設置できます。
ヤシの木:ゲーム終了時に自分の支配しているタイルにあるヤシの木1本につき3点になる。
何度かまわすと気付きます。連続手番の重要さに。
相手の動きを待っているだけではタイルを支配するなど有利な行動は中々できません。自分に都合の良い状況は自分で作り出すのが良さそう。
多少お金を払っても手番は操作したいですね。
資源カードを溜め込んでいきます。
異なる種類のカードで売却するとお金にできるんですよ。なんと最大9種類で60金!これはかなり大きな得点源になりそう。
ゲームが進むと動かせる部族コマが限られてきます。相手の行動もよく観察したいですね。
お金の管理にも気をつけないと…。残金はそのまま勝利点になるので使いすぎては元も子もないです。
資源がダブってしまったら売却しちゃいましょうか。なんとか9種類揃えたいですね。
ここで新たな魔神マリードを雇います。
自分の支配しているタイルに部族コマが撒かれるたびに収入を得ます。自分で撒いたら1金、相手が撒いたら2金ですね。
相手の動きを牽制するのに使えそう。
宮殿があるタイルを支配していれば1つにつき5点のボーナスが入ります。重複できるのでこのように宮殿だらけのタイルができたりもしますよ。笑
対抗してエンキによるヤシの木増産を行いましょう。
ラクダを置き切ってフィニッシュしたかったのですが…よく見るともう部族コマが動かせません!
これにてゲーム終了です。
手持ちのお金、黄と白の部族コマ、魔神、支配しているタイルなどから勝利点を計算します。残った資源カードもこのタイミングで売却してお金に換えられますよ。
なんと最後に妻が9種類の資源を売却して60金を掻っ攫っていきました。笑
これが決め手になり最終スコアは187-246の惨敗。
所要時間60分ほど
感想
妻が強い作品は良い作品です!…というのは置いといて、w色々な要素が上手いことまとまっていて、とても面白かったです。
何より注目すべきは部族コマをマンカラしていくところですね。この移動が本当に悩ましく、長考が発生しがちですが連続アクションも相まって上手くできると気持ち良いです。そこに部族コマとタイルアクションが入ってくるから、ゲーム中はかなり考えることが多いです。リプレイで慣れてくるともう少しプレイ時間が短縮できそうかな。
手番順の競りも見逃せないです。たしかに連続手番は強力ですが、そのために勝利点となるお金を捧げすぎると元も子もありません。今回のわたしがそうでした。笑
2人だと連続手番が発生しやすいので、ゲームデザインとして2人プレイに向いている気がします。
今回登場した魔神はごく一部です。まだ多くのカードが登場すらしてません。
これは繰り返しプレイしていきたいですね。