ボーナンザ デュエルとは
2人用 ウヴェ・ローゼンベルグ作元となる作品は3人以上で遊べる交渉系カードゲームで、わたしも大好きな作品です。
そのボーナンザが2人用にアレンジされたのが本作。
果たしてどのような作品になっているのでしょうか。
ゲームの流れ
内容物
まず、1番大事なことから!
なんと本作には元となるボーナンザのカードが全て含まれています。
2人で遊ぶための追加カードが一緒になったセットなんですね。
元となるボーナンザのルール(ざっくり)
- 初期手札は5枚。
- 手札の順は決して入れ替えない。
- 手番になったら手札の1番前から1〜2枚の豆カードを自分の場に植える。
- 重ねて植えることができるのは同じ数字のカードだけ。(植えられない場合は価値の高い畑を優先に抜く。得点化。)
- 得点化のレートはそれぞれのカードに書いてある。捨て札にした枚数に応じて、表記の数だけカードを裏返し手元に残す。
- 手番プレイヤーは山札から2枚を公開し、他プレイヤーと自由に交渉でカードのやり取りをする。交渉には手札の好きなカードも出せるが、やり取りしたカードは即座に植えられなければならない。
- 手札の1番後ろに山札から1枚ずつ、3枚補充して手番終了。
- 山札が3回切れたらゲーム終了。
- 自分の畑は最初は2つ。3つにまで増やせる。得点化されたカードを3枚捨てれば3つ目の畑をいつでも作れる。
備忘録的にまとめておきました。
デュエルのセットアップ
配られた豆カードは本家同様、決して順番を変えてはなりません。
手番になったら以下の①〜④を順に行います。
①手札の1番前から1〜2枚の豆カードを植える。
この場合、植えられるのは手前の12,16ですね。
本家では同じ数字のみ、1つの畑に植えることができましたが、、、
デュエルでは次に大きい数字であれば重ねていくことができます!
ゲーム中、いつでも自分の畑から収穫を行うことができます。
収穫したい畑の最も手前にあるカードのレートを参照します。
数字は関係ありません。
枚数のみを参照して、得点化します。
得点にならなかったカードは捨て札に。
②豆カードを3枚めくり、1枚を与えるもしくは受け取る。
3枚公開したら、公開されたカードもしくは手札から相手に渡す1枚を決めます。
14をあげたいと思ったら、14のプレゼントカードを押し出します。
相手はこのプレゼントを受け取るか拒否するか選びます。
受け取ったら一旦横に置いておきましょう。
拒否した場合、今度は相手からプレゼントを差し出します。
手番プレイヤーは同様に受け取るか拒否するか選びます。
拒否した場合、また他のプレゼントカードを押し出す…をどちらかがカードを受け取るまで繰り返します。
重要!
- 1度プレゼントの候補になったカードはその手番中ではもう選べません。
- 持っていないカードを差し出す、いわばブラフをかけることも可能。差し出すことになってしまって、持っていなかった場合は相手に得点を1枚渡さなければならない。
③めくったカード、やり取りしたカードを植える。
手番プレイヤーから順に実行。めくられたあるいはプレゼントされたカードを1枚ずつ、ルールに従って自身の畑に植えます。
この時、めくられたカードの内1枚まで捨て札にすることができます。
今度は相手が与えられたカードを植えます。
④山札から豆カードを1枚ずつ、2枚手札の後ろに加える。
この時、両プレイヤーは手札から1枚ボーナスカードを捨てることができます。この場合、3枚になるまでボーナスカードを引きます。
ゲーム中、手番に関わらずいつでも手札のボーナスカードを達成できます。
自分の畑の見えているカードを参照。
畑の一部で達成してもOK。
さらにさらになんとこれ、相手の畑で達成しても構いません!
プレゼントで上手く操作できると有利ですね!
ゲーム中に得点したボーナスカードは1点の価値に加え、数字100毎に1点が加算されます。
ゲームの終了
豆カードの山札がなくなったら手番プレイヤーが③まで行って終了。得点化したカードを比べて高価値のプレイヤーの勝ち。
同点なら後攻の勝ちです。
夫婦2人でプレイ!
それではスタートです。
手札の並びを変えられないのですが、いきなり迷いますね。笑
とりあえず植えていきますか。
1段階ずつアップなら同じ列に置けるルールをうまく使いましょう。
妻は16をかなり育ててますね。
今しれっとボーナス達成してるのが見えました。笑
わたしの畑もかなり育ってきました。
最高レートまでいきたいですが、それがままならないのも本作の魅力。
お、ここにボーナスできてました。
忘れずに達成っと。
ボーナスは相手の畑も参照できるのがユニークですね。
相手に都合の良いカードを押し付けつつ、ちゃっかりこちらのボーナスの配置を作る動きがクセになります。
当然ながら低い数字のカードは枚数が少ないのでレートが高いです。
カードの構成は6は6枚、8は8枚…20は20枚といった構成になってます。
隙を見てはボーナスを達成して、ごっそり収穫!を繰り返していくとあっという間に山札が無くなりそう。
ってなわけでここで終わり!
獲得したカードとボーナスを計算して…
29.2-27.2で勝ちました!
小数点以下はボーナス点の関係です。
妻の方が多くのカードを収穫していたように見えましたが、案外良い勝負でした。
所要時間20分ほど
感想
2人用ルールで遊んだのは実はかなり久しぶり。ボードゲームにハマりたてくらいで遊んでみて、当時はあまり刺さりませんでした。
その後、通常の交渉カードゲームとして3〜4人で遊ぶ機会があったのですが、そちらで大ウケ!
以来、2人用としての登場はめっきりありませんでした。笑
先日のボードゲーム会で遊んだ時に存在を思い出したので不意にプレイしてみました。
こ、これは、2人用アレンジが見事です!
通常ルールを何回か遊んでからだと評価が変わりますね。
交渉の要素がプレゼントとして上手く生まれ変わっています。このルールはボーナスカードともしっかり噛み合っており、相手の畑でも達成できるのがよく出来ているな、と感心しました。
意外と面白いね、これ。
え?やったことあったっけ?覚えてない。
え?やったことあったっけ?覚えてない。
ですよね。笑
これ、後から知って感動しました。笑
ただ…今はこちらのデュエルがプレ値みたい…残念。