ぬくみ温泉開拓記とは
1〜4人用前回のぬくみ温泉繁盛記に続くシリーズ作品。
温泉街となったぬくみ町を更に開拓することをテーマにしたバックビルディングゲームです。
セットアップ
前作はカードとタイルが主でしたが、今作はボードや個人シートが追加されました。
パートナーボードは両面仕様で複数枚入っています。
それぞれ違う能力を持ちますね。
ソロではプレイヤーの他にもう1人開拓者をスタート地点に置きます。
ダイスを振って移動させ、通過地点で建設を行う仕組みです。
スコアアタック方式になります。
ちなみにぬく丸を追え!という、ミニゲーム的ソロモードも用意されています。
ゲームの流れ
全5ラウンドを行います。各ラウンドは以下の流れで進めます。
①ラウンドカードの効果を適用。
②助っ人カードの獲得
③チップを引く
個人シートで指定されている枚数だけ。
④アクション
各プレイヤー1回ずつ行う。
アクションができなくなったらパス。
個人シートはまるでオルレアンのよう。
製作者さんが意図的にそうしたらしく、「準備が簡単なオルレアン」だそうです。
それはすっごいありがたい!いかんせんあちらは特に拡張を入れようとすると準備だけでとんでもなく時間がかかるんですよね。笑
各アクションは実際のプレイの中で一部紹介していきます!
⑤チップを回収し、次ラウンドの準備
5ラウンド行い、最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利です。
最近のゲームはこのようにわかりやすいサマリーが同梱されていることが多いので助かります!
ソロプレイの変更点
各ラウンドアクションフェイズの開始時にダイスを振り、以下に指定されただけダミープレイヤーの開拓者コマをぬく丸コマに向かって動かします。
- 1〜3:2マス
- 4〜5:3マス
- 6:4マス
移動した経路で建設可能な土地があれば、全てに開拓者マーカーを配置します。
ここにはもうプレイヤーが建設することができません。
ぬく丸と同じマスに入ったら捕獲され、移動されます。
プレイヤーがぬく丸を捕まえるとお金が貰えたり、追加でチップを引けたりするようになるボーナス要素になるので、あらぬ方向に飛ばされてしまうのは困りますね。笑
ゲーム終了時のプレイヤーの得点によって評価が下されます。
ソロプレイダイジェスト
それではスタート。
いきなりダミープレイヤーにぬく丸を捕獲されました。
私は石材を入手。入手した資源は手持ちのバッグに入れて、次ラウンド以降引いてくることができます。
個人ボードには建設やアクションにかかるコストがわかりやすく描かれています。かなり親切な設計だと思います。
次ラウンド。そう遠くなかったこともあり、ぬく丸を捕獲。屋台も建設しておきました。
建物を建てれば、次のラウンド以降引けるチップが増える仕組みです。
カードには単発、持続それぞれの効果があります。
出しておけばゲーム終了時に得点になりますしね。
少しずつ個人シートが強化されてきました。
追加アクション獲得を実行すると、個人シート下部にこのように固有アクションスペースが生まれます。基本アクションより強めに設定されています。
楽しさ、美味しさトラックという要素もあります。
ゲーム終了時に対応した建物があれば得点が入る他、進めるごとにボーナスを得ます。
ボードが賑やかになってきました。
ソロだと割と場所取りは緩めでしょうか。ダミープレイヤーの移動次第ですね。
5ラウンドはあっという間!まだまだやりたいことたくさんあるのに!
カードを出して、アクションして、建設して…
ここまでか…!
建物、お金、個人シート、カードから得点を計算。
103点でした。
一般的なな開拓者ランクです。まだまだですね。
所要時間:初回ゲームマニュアル見ながら60分くらい
続けてもう1戦やってみましょう。
うん、これは確かに準備がかなり簡単。
プレイ人数による各種コンポーネントの細かい修正もないし、リセットしやすい。
最近準備のめんどくさい厄介なゲストたちをよくプレイしていたので、特に楽に感じます。笑
パートナーは麦酒売A。
ダイスボーナスは楽しさトラックを上げることで発動します。他キャラより若干強めに設定されている印象。これは積極的に発動させたいです。
ってなわけで楽しさトラックに特化したプレイをしてみました。目に見えて初回より発展してません?
最も高得点の建物であるぬくみ御殿を建設できたのが大きかったです。なんと40点の価値!
1軒しかないので、対人だと取り合いになりそう。
楽しさトラックもマックスなので、遊技場が22点の価値になります。
カードもこれだけ出せました。
特に左上の名士壱での得点が6点!大きいです。
合計点は163点。大幅にハイスコア更新!
所要時間30分ほど
感想
前作のワーカープレイスメントも好みですが、なるほど、こちらも良いですね!バックビルディング系の作品となるとやはり名作オルレアンがパッと思い浮かぶわけですが、あちらに引けを取らないと言って良いでしょう。
ポイントはその遊びやすさ。
準備やゲーム中の処理はとてもシンプルにまとめられており、それでいてしっかり面白いです。
また、オルレアンになかった要素に固有能力を持つパートナー達が挙げられます。
今回は2キャラ登場したわけですが、他にもまだまだパターンがあり、同じキャラでもA面B面分かれているこだわりっぷり。ゲーム毎に違った展開を楽しめること間違いなしです。
ルール確認程度にソロで遊んでみましたが、このままハマってしまいますね。ソロルールは面倒な処理もないので、純粋なスコアタックが楽しめます。
オルレアンを夫婦で楽しんでいた頃もあったので、2人でもぜひ遊んでみたいですね。