世界の七不思議 建築家たち [2人プレイボードゲームレビュー評価:7/10]

ドラフトゲームの名作が軽量級ファミリーゲームに!

今回紹介するのは世界の七不思議 建築家たち

あの有名な「世界の七不思議」系譜の作品です。

当ブログでは以前に2人用の世界の七不思議デュエルのレビューを何度か投稿しています。

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世界の七不思議 建築家たちってどんなボードゲーム?


2~7人用

世界の七不思議から、建築の要素を抽出して作成されたカードゲーム。

本家のようなドラフトの要素はなく、若干の共通点はあるものの全く別の作品に仕上がっています。

ゲームの流れ

セットアップ


各プレイヤーは七不思議の内、1つを担当してコンポーネントを受け取ります。

それぞれに若干の違いはありますが、大幅にプレイ感が変わるということはありません。

ランダムもしくは好みで決めても良いでしょう。


それぞれのボックスには建造するべき建物タイルと、カードが含まれています。

自身のカードをよく混ぜて、左側に表向きで山札として置きます。

その他、共通カードの山札(裏向き)と各種トークンを用意してゲームスタートです。

3枚から1枚をピック!


手番で行うことは超簡単。

カードを1枚獲得するだけです。

カードは以下の3つの山札の内、1つを選んで1番上のカードを獲得します。
  • 共通カードの裏向きの山札
  • 左側にある山札(自身のセット)
  • 右側にある山札(右隣のプレイヤーのセット)
つまり、共通カードから獲得する際は(原則)運頼みです!

獲得カードの適用


獲得したカードに応じて、処理が入る場合があります。

青カードは勝利点。ゲーム終了時まで手元に残ります。

この時、猫アイコンがあれば猫トークンを手元に呼び寄せることができます。

猫トークンを持っているプレイヤーは手番の開始時に、共通カードの1番上のカードをチラ見できます。


緑の科学カードであれば、必要な数揃えば様々な効果や勝利点をもたらす科学トークンと交換できます。

また、赤の軍事カードはプレイヤー同士で数を競って、勝利点を得られる要素になっていますね。


建築に指定された資源が手元に揃ったら、強制的に建築が行われます。

建築は必ず、建物の下から行わなければなりません。

建築された箇所は表向きになり、ゲーム終了時の勝利点を獲得できる他、それぞれの建物特有の効果をもたらします。


いずれかのプレイヤーが自身の建築を完了したら即座にゲーム終了です。

全て表向きになると色鮮やかで荘厳な建物が登場するので、見た目にも楽しいですね!

各種勝利点を計算して、競います。

プレイ&感想


と言うわけで今回は夫婦で2人プレイ。

↑つい直前と同じ写真がまさに1戦目の決着の様子でした。私の勝利!

言語依存もなく、超簡単なので5分くらいのルール説明から15分くらいで1ゲーム遊べちゃいます。

2人プレイだと軍事の勝利点計算方法が少し補正されるのみで、基本的には多人数プレイと変わりません。

むしろ相手の山札に直接干渉しやすいため、相手が欲しいカードを積極的にカットすることができ、より戦略的なゲームを楽しめると思います。


それぞれ七不思議を変更、続けてプレイ!

カードと建物を切り替えて、よーく混ぜて、すぐに再戦できます。

七不思議ごとに固有アイコンが若干異なるものの、あまり尖った要素はありません。

個人的にはもう少し建物ごとの個性が欲しい気もしますが、軽量級のワイワイゲームだと思えば、割と受け入れられます。


山札のカードを1枚ずつめくっていく都合上、運要素は少なくないです。

特に裏向きの共通山札は猫トークンを所有していない限り、ほぼ完全に運任せの坊主めくり!

シビアなプレイ感を求める人には少し物足りないかもですが、カードのめくれに盛り上がりもするので個人的にはそこまで嫌いではないです。

2人でも思っていたよりは楽しめました。

箱の大きさ、風格からして、とんでもないヘビーゲームに見えなくもないですが、その実は手軽に楽しめる良質なパーティー寄りの仕上がりでした。

本家、デュエルとはまた別の作品として、体験してみると良いかもしれません。

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