今回紹介するのはブラックフォレスト
ウヴェ・ローゼンベルグによる重量級作品です。
ウヴェ様と言えば、ボードゲーマーであれば知らない人は(ほぼ)いないと言っても過言ではないほど著名なデザイナーですよね。
同氏の作品は当ブログでも何度も取り上げています。
ブラックフォレストってどんなボードゲーム?

1~4人用
ガラス工房をテーマにしたワーカプレイスメント&ワーカームーブメントゲーム。
ガラスがテーマのウヴェ作品と言うと、グラスロードを思いつきますよね。
システム自体は異なるものの、随所に似ている点を感じる仕上がりです。
ブラックフォレストのここが面白い!おすすめ!
素敵な箱庭感

セットアップの様子がこちら↑
ガラス工房がテーマと言うことですが、緑基調の色彩豊かなコンポーネントに目を惹かれます。

ゲームが進むにつれ、個人ボードには様々な建物や家畜が並んでいきます。
自分だけの個人ボードを箱庭的に作っていく感覚を楽しめるのは、ウヴェ作品において光る点ですよね!
ワーカープレイスメント&ムーブメント

主なゲームのメカニズムは、ワーカーを配置してアクションを得るワーカープレイスメント。
さらに次手番以降では、ボード上で繋がった各アクションスペースへ移動させていくワーカームーブメントとなります。
元の位置から遠いアクションスペースほど追加コストがかかる仕組みになっており、全5ラウンドあるゲームの中で先を見据えたワーカー配置が求められます。

対人プレイだと1人が持つワーカー駒は1つですが、ソロだと5つ使えます。
直前のアクションスペースからの距離に応じて、追加コストを計算する仕組みです。
配置したワーカーはラウンド終了までスペースを封鎖するので、アクションスペースが制約されていく楽しみをソロでも味わえるようになっています。
資源ホイール!

やはり目につくのはこの資源ホイールでしょうか。
プレイヤーが所有する資源はこのホイール上で管理されます。
一定の基本資源が溜まると、自動的にホイールが回転し上位資源が生成される仕組みです。

条件を満たすとホイールは強制的に回転します。
必要な資源を維持しつつ、資源ホイールをコントロールしていく楽しみは本作やグラスロード特有のものではないでしょうか。
ソロでも面白い

BGGでのベスト人数を見てみると、1~3人いずれかがおすすめの意見が多いのが分かります。
プレイしてみるとわかりますが、建物やアクションスペースの選択肢がかなり多いため考えることが中々多い印象です。
歯ごたえのある面白さと言えば聞こえは良いものの、長考に繋がる要素ですね。
少ない人数でじっくり腰を据えて遊ぶのがおすすめになりそうです。

両面仕様の建物タイルのおかげで、豊富なゲーム展開が用意されています。
ソロではスコアアタック方式となるので、ハイスコア更新を狙い続けても良いでしょう。
ソロ目的で遊ぶのにも十分応えてくれるポテンシャルを感じます。