今回紹介するのはスリーピング・ゴッズ
リゴレさんより日本語版が発売され、話題になった超大作ボードゲームです。
私が入手したのは、基本セットに加え、2種類の拡張セットですが、
今回の記事で紹介するのは基本セットのみの内容となります。
ゲームの設計上、何度も繰り返しプレイし、複数種類あるエンディングを迎えることができる構造になっているおり、1週目のクリアレビューとさせていただきます。
ネタバレは可能な限りで控えさせていただくものの、セットアップ~チュートリアル程度の内容は公開していますので、気になる方はどうかご注意ください!
スリーピング・ゴッズってどんなボードゲーム?
1~4人用 ソロプレイ可能
プレイヤーは異世界転生されたキャラクターとなって、物語の舞台となる「彷徨の海」を冒険しながら、元の世界へと帰還するための方法を探る協力型ボードゲームです。
オープンワールド&ストーリーブックの形式を採用しており、「蒸気船マンティコア号」の船長である「ソフィ・オデッサ船長」の目線でストーリーは進行します。
マルチエンディングとなっており、ソロプレイで約10時間ほどで1度目のエンディングを迎えました。
満足感たっぷりのボリュームに対し、プレイ自体は意外とシンプル。
こう言ったタイプの作品初心者にも勧めやすいと思います!
スリーピング・ゴッズにここが面白い!おすすめ!
「彷徨の海」での壮大な冒険
チュートリアル開始時の様子です。
ブック形式のマップを広げ、キャラクターシート、カード、各種トークンを用意。
ソロプレイでは全てのキャラクターを自身の操作キャラとして扱うことになりますが、マルチプレイと比べて大きなルール変更はありません。
プレイ人数が増えるとキャラクターを割り振っていきます。
ソロ、マルチ問わず、自身のターンになったら、船ボード上のアクションを行います。
資源収集、体力回復、能力向上カードのドロー、各種能力の起動などに必要となる指令トークンの獲得などから1つ選んで実行。
その後、イベントを発生させ、さらにメインアクションに移ります。
メインアクションではマップ上の「蒸気船マンティコア号」移動させ、停泊地で探索や交易などを行うことができます。
数字やアイコンが描かれている箇所でアクションを実行し、指定されればストーリーブックを読んで、物語を進行させていきます。
ターンの流れは基本的に上記を繰り返していきます。
それぞれのアクションを整理すれば、後はストーリーに応じてゲームは進行していくので意外と早く慣れていきます。
開封後、すぐに遊べるチュートリアルが用意されています。
ゲームのルール全てを網羅することはできませんが、おおまかな様子は抑えることができるので、活用しない手はありません!
重厚なストーリー
物語進行の根幹となるのがこちらのストーリーブック!
ネタバレ防止のため、詳しいことは書けませんが、かなり重量があってボリューミーな一冊となっています。
例えばマップ上で、②と表記されたスペースに船があれば、探索を行うことでストーリーブックの②のパラグラフを読み進めることができます。
同じ探索箇所でもプレイヤーの状況や、選択によって物語の進行が変わってきます。
あえて!推させてもらうと、1度の探索アクションで該当のパラグラフの複数分岐を進めることができるため、「次のターンまで待って、もう1度探索」と言ったストレスは感じにくかったです。
もちろん、全てのパラグラフがそうではありませんが、テンポ良く進めていけるゲームデザインだと感じましたよ!
試練&戦闘システム
ゲーム中、プレイヤーは幾度となく「試練」に立ち向かうことになるでしょう。
各キャラクターの右上に設定されている各種技能値を参照し、試練の判定を行います。
例えばマルコであれば、腕力&狡猾の技能が初期で1ずつあります。
「腕力:5」と言った試練に立ち向かうことになったら、能力補正を行って腕力値5を出せると成功になります。
能力補正はカードを使って行います。
能力カードの山から1枚めくり、左上の数値を加えて判定をします。
マルコの腕力初期値は1、能力カード左上の数字は2。
合わせると3であり、「腕力:5」には数字が届きません。
この場合、判定は失敗扱いとなり、ダメージなどのペナルティを負います。
探索を行っていると敵と遭遇し、戦闘する場面に出くわします。
敵と自分との体力を削りあうわけですが、中々独特なシステムを採用していまして・・・
これは実際のプレイで新鮮さを味わってほしいですね!
あえて言うなら、敵の配置とダメージ配分がキーになるという所でしょうか。
最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると奥深い戦略性が堪能できる面白い戦闘の仕様に感じました!
マルチエンディング&拡張で広がる楽しみ方
次の画像はエンディング時の様子ですが、ぼかし加工をかけてあります!およそ3日間にわたるプレイ、10時間前後でエンディングに到達しました。
詳しくは書けませんが、エンディングは1つだけではなく、冒険の進行度合いやプレイヤーの選択によって様々なパターンに変化します。
一応、エンディング時にスコアがつけられる仕組みになっており、それによって・・・
どうなるかはプレイしてのお楽しみです!
拡張セットもありますし、まだまだ「彷徨の海」での壮大な冒険を楽しむことができそうです!
スリーピング・ゴッズ 完成度高め、ソロ向き!
と言うわけで今回は簡易的にスリーピング・ゴッズをレビューしてみました!
私は運良く一般発売で入手できた組なのですが、販売時刻に通販サイトに張り付いていた甲斐があったと改めて実感しています。
プレイ中はとにかく次の展開が気になりすぎて、若干寝不足になることもあるくらい。
時間を何とか作って、クリアまでプレイしてしまいました。
多人数プレイ可能ですが、奉行問題やプレイ時間などを考慮すると1~2人くらいで遊ぶのがちょうど良さそう。
もちろんソロ専用でも満足感は高めです!
現在、若干入手難なのが残念ですが、どしっと腰を据えて遊べるゲームとして体験してみることをオススメしますよ!
現に私の冒険1周目では未到達の部分を多く残していました。
冒険のしがいがありまくりです!