コリドール パックマン [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]

引き続き低浮上状態が続いています・・・

ボードゲームをやめたわけではないのでご心配なく!

さて、今回紹介するのはコリドール パックマン

有名なアブストラクトゲームのリメイク&アレンジバージョンです。

コリドールってどんなボードゲーム?


ギガミック社より発売されている2人用ゲーム

いわゆる運要素のないアブストラクトゲームです。


ギガミック製品は質の良い木製コンポーネントが特徴でして、当ブログでは以前にクアルトを紹介してますね。

クアルト [2人プレイボードゲームレビュー:評価7/10]


基本ゲーム


まずは基本ゲームのご紹介から。

各プレイヤーは自分のコマをそれぞれボード端に置き、10枚の壁タイルを持ってゲーム開始です。


手番で出来ることは2択です。

①自分のコマを前後左右に1マス動かす(斜め不可)


もしくは②壁タイルをボード内の任意の位置に配置する。

ゲームの勝利条件はいち早くボードの反対端に渡りきることです!


駒を動かしてゴールに進むか、壁タイルで相手の妨害を図るかがなんとも悩ましく、運要素もないことから大いにプレイヤーに考えさせます!

壁タイルは必ずゴールにたどり着ける経路を残して配置しないといけないため、妨害し合いの中に思わぬ活路が見えたりもして、これがまた面白いんですよね。


相手の駒と隣り合うと飛び越せるルールもあるので、あえて留まる戦法も実は有効です。

手持ちの壁タイルと相談しながら自分の道を確保していきましょう!


見事にゴールまで渡りきれるとめちゃくちゃ気分良いですよ!

1ゲームにかかる時間は15分程度。

ルールも簡単なので、慣れないプレイヤー同士でも比較的接戦になりやすく白熱すること間違いなしです。

基本ルールだけであれば値段も手ごろなミニバージョンも売ってるので、気になる方はぜひ試してほしいです。

販売店舗によっては試遊しやすい印象も受けますよ!

パックマンルール


基本ゲームだけでもかなりおすすめできる内容ですが、やはり本バージョンの大本命はこちらのパックマンルールでしょう!

パックマンサイドゴーストサイドに分かれて、それぞれのゲーム勝利条件達成を目指します。

パックマンの目標は、ライフ3つを失う前にパワーエサ4つを食べきること。

逆にゴーストの目標は、パックマンがエサを食べきる前に、ライフを3つ削りきることです。


パックマンの先攻でゲームスタート。

パックマンは1手番で前後左右に合計2マスまで移動できます。

ゴーストの手番では、4体のゴーストをそれぞれ1マスずつ前後左右に動かします。


パワーエサを食べることができたパックマンはその手番に限り更にもう3マス移動可能になり、移動中に接触したゴーストを除外することができます


逆にゴーストは手番中にパックマンに接触できれば、ライフを1つ削ることができます。

パックマンを視線の先に捉えているゴーストは更にもう1マス動けるので、無防備なパックマンを追い詰めていくのが基本戦術になります。


パックマンは機動力はありますが、パワーエサを食べれないとゴーストに太刀打ちできません。

↑のように囲まれてしまうとしんどいですね。


パックマンがライフを失ったら、パワーエサ以外のコマを全て初期配置に戻します。

食べられたゴースト駒も復活して、ゲーム再開です。


私はいわゆるオリジナルのパックマンのゲーム経験があるので、雰囲気の再現度はかなり感じました。

最初はパックマンサイドが難しいように感じましたが、上手くゴーストを出し抜けると意外とチャンスがあります。

両サイド遊んでみた感じだと、極端にどちらのバランスが悪いと言うことは感じませんでした。


コンポーネントの質感が良いため、見た目にもとても雰囲気があって楽しめます。

それぞれの駒も良い感じに重量感があって満足度の高い仕上がりと言えるでしょう。


どちらの陣営で勝っても喜びは一塩ですね!

テーマありきの色物かと思いきや、決してそんなこともなく。

基本ゲームからのナイスアレンジが効いた良作アブストラクトゲームだと思います。

何よりパックマンバージョンであれば基本&アレンジルールの両方が遊べるのが嬉しいですよね。

人気商品のためか現在はやや入手難のため、気になっている方がいたらタイミングを狙ってみることをおすすめします!