宝石の煌きデュエルとは
拡大再生産ゲームの名作である宝石の煌めきが2人用に生まれ変わりました!基本的なシステムはそのままに、どのようにアレンジされているのか楽しみです。
セットアップ
コンポーネントは無印に比べて小型化。
カードはミニユーロよりすこーし縦幅が小さいくらいです。
とってもコンパクトな箱に収まります。
ゲームの流れ
終了条件を満たすまで、手番を繰り返します。手番では以下の3つのいずれかから1つを必ず実行します。
①トークンを3つまで取る。
ボードから縦横斜めに隣接したトークンを3つまで取れます。黄金トークンや、空きマスを跨いでの獲得は認められません。
同じ色3個もしくは真珠2個を取った場合、相手は特権を1つ受け取ります。
②黄金トークンを1つを獲得し、場のカードを予約する。
黄金トークンはいわゆるジョーカー。好きな色の宝石として使えます。
予約は3枚までで、手元に伏せておきます。
3枚を超える場合は予約できません。
③カードを購入する。
場のカード、もしくは予約しているカードに描かれているコストを支払ってカードを購入します。既に獲得したカードに描かれている宝石に応じて値引きが効きます。
この拡大再生産要素については無印と同様ですね。
カードには効果があるものがあり、獲得時に発動されます。
追加手番が発生したり、特権やトークンを獲得したりなどなど。
任意アクション
手番に追加して、行うことができます。- 特権を1つ支払って、黄金以外の任意のトークンを獲得する。
- ボードの空きスペースを補充する。相手は特権を1つ得る。
王侯カード
獲得したカードに描かれている王冠の数が3つ目もしくは6つ目になった時、残っている王侯カードを獲得できます。
ゲーム終了条件
- 総獲得点が20点になる。
- 王冠10個を獲得する。
- 同色カードで10点以上獲得する。
夫婦2人でプレイ!
後攻プレイヤーには特権が1つ与えられた状態でスタートします。
ゲームは条件を満たし次第、即座に終了するのでそのための調整ですね。
まずは宝石トークンを集めるところから。
無印では同じ色のトークンを2つ以上取ったら、他にはトークンを獲得できませんでした。
デュエルでは並びによっては一気に揃えることができますね。
特殊効果があるのもユニークですね!
左上のアイコンで表され、このアイコンは即座に同じ色のトークンをボードから獲得できます。
カードのコストの設定が無印と変わっています。
若干、高めでしょうか。
拡大再生産の基盤をちゃんと築いた方が良さそうですね。
王冠が3つ揃ったので王侯カードを獲得です。
この左上のアイコンは追加手番の効果を持つほか、2点の価値があります。
積極的に狙う価値はありますね!
3つある勝利条件がゲームをまた良い塩梅に悩ましいものにしています。
本作は世界の七不思議デュエルをを手がけたブルーノ・カタラが制作に関わっています。
あちらも勝利条件がいくつかある2人用ゲームの名作ですよね!
私の王冠が揃ってきました。
6つ目なので、2枚目の王侯カードを獲得。
これは相手から黄金以外を強奪するカードです。貴重な真珠を盗んだら怒られました。笑
ってなわけで私は王冠ルートで勝利を目指します!
10個の王冠を集めて私の勝利!
妻は得点を狙っていたようで、なんとあと1手番だったようです。
危ねぇ危ねぇ。
続けてもう1試合。
最初に並んだカードを見て、道筋を立てていく段階って面白いですよね。
今度は妻が王冠10個で勝利しました。
私は得点を狙ったのですが、惜しくも届かず。
無駄な予約が響いてしまい、悔やまれます。笑
所要時間:サッカーを観ながらなので、1ゲーム40〜50分かかりました。
感想
みなさんの言いたいことはわかります。宝石の煌きってオリジナルでも別に2人プレイめっちゃ楽しくね?わざわざ2人用にしなくても良くね?と。笑
その意見はごもっともですが…
いやあ、この2人用アレンジは良いっすよ!
ご覧の通り、いくつか要素が加わることで若干複雑になっているもののオリジナルにあった良さを邪魔することなく、すんなりとマッチしています。
個人的には複数ある勝利条件とカードの効果が一押しですね。
しっかりと相手の盤面を見ながら、自分に都合の良い勝利条件を達成することを模索するも良し。
今まではカードを先取りして妨害するなどして成立していたインタラクションが、カードの効果や特権の使用などによってより豊かになりました。
2人用ゲームとして持っておいて損のない出来だと思います。
妻も気に入ってくれた様子。
久しぶりにオリジナルの方も遊びたくなって良い感じです!