アズール デュエル [2人プレイボードゲームレビュー評価:7.5/10]

さて、久しぶりのボードゲームレビュー記事になります!

あの名作アブストラクトゲームが2人用にアレンジ!?

アズール デュエルのご紹介です。

アズール デュエルってどんなボードゲーム?


その名の通り、2人用

元となるアズールは以前にも当ブログで取り上げ済

アズール [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]


美しい見た目とは裏腹に、キリリとエッジの効いたプレイ感が病みつきになる作品でした。

また、シリーズ作品も多数リリースされており、人気のあるタイトルと言えるでしょう。

アズール シントラのステンドグラス [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]


アズール サマーパビリオン [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]


果たして2人用に生まれ変わったアズール デュエルとは?

セットアップ


盤面の準備はこんな感じ

美しい色遣いはそのままに、何やら不思議なコンポーネントの様子です・・・!


円状のガラスタイルの質感はいつものアズールクオリティ

ほんのり重量感があって、触り心地が良いです。


ゲーム終了時のボーナス得点パターンはヴァリエーションが追加されました。

初回推奨セットは↑の写真の通りです。

ゲームの流れ


プレイ感としては無印のアズールが近いと思いますが、手番の選択肢がいくつか増えています。

アズール [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]


まずはタイルの獲得。

個人ボード左側の各列に同色のタイルを右詰めで置いていきます。

皿に残ったタイルは、手番プレイヤーが好きな順で積み重ねます。


タイルを獲得する際は積み重なったタイルを対象とすることもできます。

各タイルの山の1番上にあるタイルを獲得可能です。

その際は、他の積み重なったタイルの1番上にある同色のタイルを同時に取ります。

大きな皿に残ったタイルは積み重ねないで、広げて置きます。→このタイルについても他のタイル山の1番上と同色のタイルをまとめて獲得しますよ。


各ラウンドの終わりには個人ボード右側にタイルを移していきます。

タイルを移す先の配色パターンは自分でカスタマイズしていく仕様になっています。

手番ではタイルを獲得する代わりに、タイルを配置するボードを選んで取ることもできます。

基本のアズール同様、相手の盤面を見れば欲しいタイル、ボードが丸見えなので、このあたりの読み合い、取り合いが相変わらずバチバチの熱い仕様になっていますね。


先述のタイルの山が尽きると、ボーナスチップがあらわになります。

手番のもう1つの選択肢として、このボーナスチップの獲得があります。

ボーナスチップはイラストの組み合わせで、対応したタイルとして扱うことができるんですよ。

同じ色の半面同士のチップが2つあれば、その色のタイルとして補う仕組みです。


何でも良いからチップ3枚で任意のタイル1つとすることも可能です。


各ラウンドでプレイヤーはチップとタイルを配置するボードを各2枚まで獲得することになります。

4ラウンド終了時には個人ボード右面のタイル配置ボードが埋まっているはずです。

各ラウンド終了時にボード左の完成した列から、ボード右の対応した位置にタイルを動かして得点計算を行います。この時の得点計算ルールは無印アズールに準じますよ!


白のスペシャルタイルは、そのボードの残り3つのスペースが埋まると自動的に配置され、得点をもたらします。埋まりにくい下側の列ほど高得点になりますよ。

ゲームは5ラウンドを行って、終了します。

感想


プレイ前の感想としては・・・これはアズールファンの皆さんが思ったはず!

「元のアズールの2人プレイが十分面白いんだから、わざわざ2人用にする必要あるのか・・・?」と。

これ、宝石の煌きデュエルの時も言っていたような気がします。笑

宝石の煌き デュエル [2人プレイボードゲームレビュー:評価8/10]


とまあ、そんな感じで臨んだわけですが、まあこれが上手く出来ているんですよね。


手番の選択肢が増えたことと、各ランダム要素のおかげで無印アズールに比べてかなりマイルドな仕上がりになっています。

無印アズールの可愛い見た目&きついプレイ感のギャップが好き!と言う方も多いと思いますが、こちらのデュエルの方が好みと言う層も多く出てきそうと思うくらいに楽しめましたね。

緩くなったわけでなく、また違った形の駆け引きが生まれたように思えます。


得点パターンが増えた点もプラスですね。

パターンの組み合わせによって、戦略がかなり変わってくるように思えます。


何だかんだシリーズファンの私としては、これはかなりオススメの作品となりそうです。

箱もコンパクトになって、手に取りやすいですよ。

アズール未経験者の入り口としても、歴戦のアズール猛者にもぜひ体験してみてほしい作品です。

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