パパヨー [ボードゲームレビュー:評価8.5/10]

パパヨーとは

3〜8人用

マイナス点を押し付け合うタイプのトリックテイキングゲームです。


以前からBGAで楽しませていただいてた作品ですが、この度実物を手に入れることができました!

コンポーネント


4色のカードが1〜10まで。

そして黒いパヨーカードが1〜20まであります。

セットアップ

全てのカードをよく混ぜて、プレイヤーに手札を配り切ります。7〜8人プレイ時は全てのスートから1を抜いて56枚を配り切ります。


手札が配られたら、プレイ人数に合わせた枚数のカードを選び、隣のプレイヤーに回します。

3〜4人:5枚 5人:4枚 6〜8人:3枚


カードを回したら、ダイスを振ります。

出目のスートの7のカードが今回のパパヨーカードになります。(後述)

ゲームの流れ

トリックテイキングはいわゆるマストフォロータイプ。手札がなくなるまでを1ラウンドとし、最初のリードプレイヤーを交代しながら、人数に等しいだけのラウンドを繰り返します。



トリックに勝ったプレイヤーは、プレイされたカード全てを受け取ります。

本作はマイナス点をいかに稼がないようにするかが勝負です。

青、赤、黄、橙のカードは基本的に0点です。


黒のパヨーカードは数字の分だけ減点になります。

この場合、15のパヨーカードをプレイしたプレイヤーがトリックに勝ちますが…

場にあるカードを全て引き取って15+11+10=36点の減点になります。笑


そして最も過激な減点になるのはパパヨーカード!

ラウンド毎に決定された7のパパヨーカードは40点減点です!

この場合、青の10を出したプレイヤーが、このラウンドで指定された青7のパパヨーカードを引き取って40点減点を喰らいます。

プレイ人数に等しいだけ、ラウンドを繰り返し、最も減点の少ないプレイヤーの勝ちです。

プレイ!


ボドゲ慣れしたメンツで3人プレイでの様子です。

手札がかなり嵩張るので、個人的にカードスタンドの使用をオススメします!


ラウンド最初のカード交換フェイズでは、数字の大きいカードやパパヨーカードになる可能性があるカードを交換しましょう!


お互いに考えることは一緒で邪魔なカードをよこされます。笑

今作は失点しかないため、とにかく引き取らないように気をつけましょう!


と言いつつも…

この辺のパヨーカード…処理に困る…。笑


ここでパパヨー炸裂!

迂闊に高い数字を切ると手痛い失点を喰らう可能性がありますよ!


ちなみに私の1ラウンド目の失点がこちら。

いきなり散々な結果です。笑

毎ラウンドの失点の合計は250点ですが、そのうちの79点を獲得…。

他1人は171点失点で、もう1人は0点でした。

0点勝ちできると気持ち良いんですよね…!


カードが配られて、どれを渡すか、このラウンドをどう乗り切るか、試行錯誤するのが面白いです。

想定外のカードがプレイされることもあり、プレイ感はかなりハラハラしますね。

3人くらいだとある程度コントロールも効く気がします。


わかってくると、こんなカードを押し付けられますからね。笑

上手く処理できると、やってやったぜ!という感じになりますが…うーん、やっぱ困るぞ。


パヨーカードの苛烈な押し付け合いも盛り上がりどころです。

このトリックは逆に勝ちたくないため、数字の低いパヨーカードを少しは抱えておくのがコツですね。


3人なので3ラウンドで終了。

200点以上の減点を喰らうも、ギリギリでトップでした!

良い勝負でしたね。

感想

BGAで元から気に入ってたので、憧れの実物に触れられた!という補正込みの評価ですが…笑

やはり、めちゃくちゃお気に入りです!

基本的にはマストフォロータイプのオーソドックスなトリテではあるものの、痺れるパパヨーカードの存在やマイナスを押し付け合う特殊なルールが本作を堪らなく刺激的なものにしています。

多少の運はあるものの、カードは配り切りで交換のルールがあるため、ゲーマーでもワイワイと楽しめる仕様になっていると思います。

少し基本的なトリックテイキングに慣れてから遊んでみるのが良いでしょう。

現在、実物はかなり入手難なので、手軽に遊べるBGAがオススメです!