翡翠の商人とは
2〜5人用以前にレビューしたナショナルエコノミーシリーズを制作した、ゲーム工房スパ帝国さんからリリースされた競り系カードゲーム。
ゲームの流れ
全てのカードをシャッフルして山札にします。ゲームは全7ラウンド。
各ラウンドの開始時に場に8枚カードを並べます。
最初のスタートプレイヤーから競りを開始します。
自分の手番になったら入札するかパスするか選びます。
入札する場合、欲しいカードの枚数を宣言します。
最初の入札では好きな数字で宣言できます。
しかし、他のプレイヤーの入札の後では、より少ない数字でないと入札できません。
例えば前のプレイヤーが8枚の宣言をしたら、次のプレイヤーは7枚以下の数字でないと入札できません。
この時に「○枚取って、1枚返す。」という宣言もできます。これはいわゆる0.5枚宣言。
8枚取る>8枚取って1枚返す>7枚取る
と言ったように、競りでの優先順位が変わります。
パスしたら、その競りからは降ります。
パスせずに残ったプレイヤーで競りを繰り返し、最後に残った1人が宣言した枚数のカードを獲得します。
カードを獲得したプレイヤーはそのラウンドはもうお休みです。
残ったプレイヤー、残ったカードで再び競りを開始します。カードを獲得するのが最後になったプレイヤーは場のカードを全て獲得して、次のラウンドに移ります。
カードはセットコレクション様になっており、集めた枚数によって点数が変化します。
7ラウンド行ったら、ゲーム終了です。
プレイ!
今回は3人でプレイしていきます。第1ラウンド終了時の様子から。
私は夢のある翡翠戦法に出てみます。
12枚集めると驚異の78点ですからね!
基本的にお互いの盤面は公開なので、狙っていることもバレバレです。
私が少ない枚数を宣言して翡翠をガメていくなか、他プレイヤーは現実に得点を稼いでいるように思えます。
紫の書籍カードはA〜Eのセットが揃うと20点になります。
複数セット含まれているため、このように1度に登場することも。
もちろん欲しいですが、確実に競り落とすには少ない枚数を宣言しないといけません。これが絶妙に悩ましい駆け引きとなります。
最終的にこんな感じでカードを集めました!
翡翠は8枚で36点、書籍は4枚セットで10点が出来上がりましたが…
素直に得点になる金カードが1点分しかない!
ちなみに54点。1,2位は70点以上獲得しており、惨敗でした。笑
そのまま続けてもう1戦!
今度は違う作戦に出ようかと思ったものの、結局翡翠戦法に。笑
他プレイヤー的にも、さすがに私1人が全ての翡翠を獲得するとまずいので、どこかでカットする手間を割いているようでした。笑
71点で今度は2/3位!
感想
一風変わった競りゲームです。サクッと遊べる上、所持金の概念があるわけではないので、いわゆる相場感を掴むのはかなり易しい部類に入るでしょう。
しかし、そのプレイのシンプルさの割に悩ましさはかなりのもの!
相手に取られたくないけど、獲得枚数が減る可能性のある値付けは、まさに祈る気持ちです。笑
それぞれのカードのセットコレクション得点も独特で、どこを集めるか、どこを諦めるかの選択が悩ましく、そして面白いです!
今回は3人でしたが、カードの割り振り的にもベスト人数ではないでしょうか。現に3人ベストの声が多いようです。
本記事投稿現在、少し入手難なのが残念です。