西フランク王国の聖騎士 [2人プレイボードゲームレビュー評価:8.5/10]

西フランク王国シリーズ第2弾!

重量級傑作ワーカープレイスメントゲーム!!

今回紹介するのは西フランク王国の聖騎士

シェム・フィリップス作 西フランク王国シリーズの1つです。

りょうたろ

実は以前にソロプレイレビューを何度か投稿していましたが・・・

なんと対人戦の経験はなかったのです。笑


ちなみに、個人的には西フランク王国シリーズの中で最も好きな作品なのでして、プレイを狙っていたものの、いかんせんテイストと要素の多さから、我が家の夫婦ボドゲ事情には合わなくて・・・

このままソロ専用と割り切っていたところ、なんと運良く機会がめぐってきたので、こぞって取り出してみました!

改めて感じた本作の魅力について、熱く語ってまいりたいと思います!

ソロプレイレビューや、関連作品のレビューもよろしければご覧ください。

西フランク王国の聖騎士 [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価8/10]


西フランク王国の聖騎士 拡張 王冠の都市 [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価8/10]


西フランク王国の建築家 [2人プレイボードゲームレビュー:評価7.5/10]


西フランク王国の子爵 [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価7/10]


スキタイの侵略者 [2人プレイボードゲームレビュー評価:8/10]


南チグリスの旅人 [2人プレイボードゲームレビュー評価:8/10]



西フランク王国の聖騎士って、どんなボードゲーム?

1~4人用 中世の聖騎士たちをテーマにしたワーカープレイスメントゲーム

プレイヤーは西暦900年ごろに生きた貴族の一人となって、労働者を募って、外敵と戦いつつ、領土全体に信仰を広めていきます。

りょうたろ
西フランク王国シリーズは3部作発売されていますが、それぞれ、
  • 建築家:4人ベスト
  • 聖騎士:2人ベスト
  • 子爵:3人ベスト
などと言われていたりします。


西フランク王国の聖騎士のここが面白い!

変則的ワーカープレイスメント


まずはセットアップの様子から。

本作では、手元のワーカーをアクションスペースに配置して、その効果を得る、いわばワーカープレイスメントのシステムを採用しています。

ワーカープレイスメントは基本的に全プレイヤー共通のメインボードにアクションスペースが描かれており、手番順に、かつ早取り的にワーカーを置きながら、アクションを得ていくものが多いです。


しかし、西フランク王国の聖騎士は一味違います!

なんとワーカーを配置するのは個人ボード!

他プレイヤーから邪魔されることはほとんどありません。

手番では必要な数・色のワーカーをアクションスペースに配置して、効果を得ていくことになります。

いわゆる一般的なワーカープレイスメントとは、一線を画す面白い仕掛けですよね。


アクションスペースにはお金や食料得たり、市民を雇用したりするスペースがある他、

聖騎士らしく外敵と交戦したり、遠征拠点や防壁を建設したりするスペースもあります。

ワーカーはラウンド開始時に一定数補給されます。

しかし、アクションを行うことによっては新たワーカーが手に入り、さらに多くのアクションが実施できる場合も。

得点はもちろん、資源やワーカーのやり繰りを考えるのも面白いですよ。

独特なインタラクション

個人ボードを使用したワーカープレイスメントだと、他プレイヤーとの絡みがほとんどないのでは?と疑問に思う方もいるでしょう!

結論から言うと、本作のいわゆるソロプレイ感は正直少し強めだと思います。

あまり相手の盤面を注視していなくても、自分の手元をコネコネしているだけでも十分楽しいっちゃあ、楽しいです。笑

では、対人プレイの意味がないかと言うとそうでもありません!

共通ボードがある以上、少なからず、プレイヤー同士で干渉する場面は出てきます。

その例をいくつか、お示しします。

ラウンド開始時のワーカー


ラウンド開始時に支給されるワーカーは、プレイヤー人数+1で示されたワーカーカードを順番に選択していくことで決まります。

色が関わってくることが多いので、相手が欲しい色をカットできる場面でもあります。

各種カード


共通ボードに並ぶ、市民&外敵カードはラウンドの合間にしか補充されません。

他プレイヤーに取られると、奪い返すことができないので、狙っているカードは早めに確保したいです。

共通ボードのコマ配置


任命&駐屯アクションで配置する共通ボード上のスペースは早取りです。

プレイ人数ごとに調整はかかりますが、ゲームによってはカツカツの展開にもなるので、相手の動向を確認しておくと良い場面はありそうです。

強力なアクション


ラウンド3以降に公開される王の支援は共通ボード上の、早取りアクションスペースです。

個人ボードのアクションより明らかに強く設定されているので、取り合いになるでしょう。

徴税&借金


共通ボード上の税金ストックが尽きると、徴税が発生します。

プレイヤーは手持ちの疑惑カードの枚数を比較し、最多のプレイヤーには借金カードが与えられます。

借金カードはそのままでいると、ゲーム終了時に手痛い失点になるので、なんとか返済もしくは破棄したい厄介もの。

では、問題の疑惑カードを受け取らなければ良いと思いますが・・・


疑惑カードを受け取るタイミングは、紫の罪人コマを受け取る時。

この罪人コマ・・実は、どの色のワーカーとしても使える超便利なジョーカーなのです!

おそらくプレイヤーは罪人も魅力に惹かれて、何度か疑惑カードを受け取ることになるでしょう。

プレイヤーの欲が出る点を突いた、憎らしくも非常に面白い要素になっています。笑

個性豊かな聖騎士


ラウンド開始時にプレイヤー自身の聖騎士デッキから3枚引いて、その内の1人を新しいラウンドの相棒とします。

聖騎士は特殊効果の他、得意分野、支給されるワーカーが描かれており、ラウンド毎の戦術に指標をもたらしてくれます。

選ばなかった2枚はそれぞれ、デッキの上と下に1枚ずつ割り振ります。

これにより、次ラウンドで引く聖騎士1枚は確定します。

ラウンドを跨いでどのように行動するか、ある程度計画することもできるので、ゲーム全体の見通しはかなり立てやすいと思います。

聖騎士のイラスト自体も個性が出ていて、愛らしいデザインですよね!

豊富だが、悩ましい得点要素


本作は固定ラウンド制で、決まったラウンド数を終えるとゲームが終了します。

最終的にどれだけ得点を稼いだかによって、勝敗を決するわけですが、その要素が実に豊富!

個人ボード上の特定のアクションをどれだけ使用したか、また各種パラメータをどれだけ上げたか。

獲得カードや、王の命令(共通目標)などなど・・・。

高得点を取るためにプレイヤーが目を配る部分はかなり多いです。


あまりにも要素が多すぎて何からしたら良いかわからない!という場合は王の命令を指標にすると良いでしょう。

それぞれのアクションは広く浅く行うより、いくつかに特化させた方が得点が伸びる仕組みです。

王の命令は、ゲーム開始から3ラウンドにわたって公開されていくので、素直に達成を目指すと、ある程度は点が稼げると思いますよ!

充実のソロプレイモード

西フランク王国の聖騎士 [ソロ(1人)プレイボードゲームレビュー:評価8/10]


本作が属するいわば西フランク王国シリーズはそれぞれ、ソロモードが充実していることでも知られています。

個人ボードの裏面がソロプレイ用になっており、オートマとの対戦モードでプレイすることができるようになっています。

このオートマは難易度調整が可能で、難しいレベルだと経験者でも苦戦間違いなし!のやり応え。

一つ、欠点を挙げるなら、処理が煩雑で1プレイにかなり労力を使うこと。笑

特に最初の導入は、通常ルールに加えて、ソロプレイルールも把握しなくてはいけないので、まとまった時間が取れる時に腰を据えて臨んだ方が良いです。

それでも個人的に本作のソロプレイは大のお気に入りなので、ソロプレイ目的の購入もアリですよ!


西フランク王国の聖騎士のここが気になる!

広いスペースが必要!


共通のメインボードは本当は横に繋げて配置するんですが、↑の写真だとスペースが足りずに置けていません。笑

また、個人ボードも小さくなく、周りのスペースにカードを配置していくため、非常に広いスペースが必要になります。


テーブルでプレイしたい場合は、相当大きなスペースを確保しないと厳しいでしょう。


西フランク王国シリーズファンも、そうでない方も!

と言うわけで今回は西フランク王国の聖騎士を紹介してきました。

今まではソロプレイでも満足していましたが、やはり対人戦ができると面白いですね。

特に、煩雑なオートマの処理がなくなり、自分の盤面に集中することができるので、作業感もなくゲームにのめり込むことができます。

ボードゲームとしての出来は素晴らしいと言えるでしょう。

要素は多くて、導入は少し大変かもしれませんが、頑張ってプレイする価値は十分あります。


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